N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

N.HOOLYWOOD
×
New ManualSPECIAL INTERVIEW

TEXT by RUI KONNO

言わずと知れた名店、ベルベルジンのディレクター・藤原裕を中心とするクリエイティブチームによって立ち上げられ、
文字通り既製服の新たなあり方を示し始めた「ニューマニュアル」。
世界水準のヴィンテージへの造詣と、盤石の生産背景から生まれるプロダクトはいわゆるレプリカとも、
数多ある古着風のファッションとも違うオルタナティブな存在だ。
各方面から注目が集まる彼らとN.ハリウッドとのコラボレーションでは、
尾花大輔の私物をリファレンスに用いて制作した、極々私的なデニムの2ピースを展開する。
ニューマニュアルの一員でもあり、尾花と旧知の仲でもある原田大士を交えて、3者がニューマニュアル・初のコラボの舞台裏を語る。

ー今回のコラボのお話をする前に、改めてニューマニュアルというブランドがどうやって始まったのかを教えていただけますか?

藤原裕(以下藤原):以前から「ブランドをやりませんか?」と癒toRiの川上くん(川上康之: デニム加工会社、癒toRiの専務で創設メンバーのひとり)からオファーを頂いていたんです。もう1年ぐらい、会うたびに「裕さん、何かできませんか」って。僕の先輩でもある原田さん(原田大士: 様々なブランドの生産管理に携わるプロダクトマネージャー)と川上くんは既に親交があり、僕が相談をしていくなかで色々な方々と繋がっていって自分の中ではプロフェッショナル集団が集まったなと実感ができたタイミングがあって。であれば、いよいよ自分に出来る事はなんだろうな、と川上くんとミーティングをしたのが始まりです。

尾花大輔(以下尾花):なるほど。

藤原:なかでも一番のキーマンは後さん(後智仁: アートディレクター/クリエイティブディレクター・クリエイティブカンパニー「White Design」を主催)かも知れません。ブランド名は後さん、下東さん(下東史明: コピーライター/コンセプター・博報堂所属)のふたりから幾つかの提案を受けてみんなで話し合って決まったものなんですが、彼らのおかげで「新しいマニュアルを作っていく」という方針ができました。今まで僕が培ってきたヴィンテージの知識を基に、ニューマニュアルでは自分が選んだ33のアイテムを約2年間かけて展示会方式で発表していく、っていうスタイルを取ってます。

尾花:33選っていうのは何でそうなったんだっけ?

藤原:最初は後さんからざっくり「裕くん、100型ぐらいイケる?」って言われたんですよ。それで「100選ってすごい量ですね!?」っていうことになって、「自分の中で一度、厳選してみていいですか」と。それで自分の私物だったりを見直しながら、これは今後の世の中に残したいなと思うアイテムを絞っていきました。基本的にデニムに特化はしていますけど、それ以外にデニムに合うものっていうことで挙げていったら大体30になったんですよ。その後から思い出して、「あ、これも、これもだ」ってやってたら、ちょうど33になったんです。それが語呂もいいなっていうことで。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW
N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

尾花:なるほどね。裕が出したいものをまとめたら、気づけば33点だったってことだ。

藤原:そうなんです。それで僕も原田さんも後さんも、尾花さんとは長いお付き合いなのでご相談したら1回目のプレ展でミスターハリウッドのショップの上にあるスペースを貸して頂けるということになって。ここでスタートできたことも、いろんな人と繋がるひとつのきっかけになったなって。

尾花:間違いなく良さそうだし、話題になるだろうから、貸しをつくっておこうかなと(笑)

藤原:(笑)。

尾花:非常にイヤらしい理由です(笑)。

ー裕さんが尾花さんに報告したのはいつ頃のタイミングだったんですか?

尾花:展示会の1年ぐらい前だったよね? 確か。

藤原:そうでしたね。「実は……」って。古着屋をやりつつブランドを立ち上げるとか、古着屋から発信するとか、そういうことをやってる先輩を僕もいっぱい見てきた中で、やっぱり僕は尾花さんを一番尊敬していて。尾花さんがゴーゲッターにいる時から僕はお店に通ってましたし、それからミスターハリウッドを立ち上げるっていう姿を原宿の一番近い場所で見てたのかなって。僕もいまだに店に立っているので、こういうご相談をさせていただくとしたら、やっぱり尾花さんにだろうと。最近は食事に連れて行っていただく機会も増えてたので、最初はそんなタイミングでボソッと。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ー少し昔話が出ましたが、おふたりは一番最初にお会いした時の事って覚えていますか?

尾花:俺ね、記憶がすごいぐちゃぐちゃなんだよね。でも、その辺を考えると間違いなく20年以上前だよね。

ー当然その時は裕さんはまだ古着のプロではなかったわけですよね?

尾花:何やってたの?

藤原:僕、4ヶ月間プー太郎をしてた時期があって(笑)。ゴーゲッターに行く手前の遊歩道沿いでフリマしてたんですよ。だから、フリマ生活です。

尾花:あ、いた! 懐い…。

藤原:僕以外にも何人かいたんですけど。代々木公園のフリマに行って、そこで売れ残ったモノとか、逆に仕入れたモノとかを道端で売って生活するっていう4ヶ月間がありまして。アルバイトを辞めた後だったから何もすることないし、毎日原宿に行ってました。それで原宿に行ったらゴーゲッターに寄って、 「あ、『Boon』で見た尾花さんだ…!」って。

尾花:俺はミスター始めたのが26歳で、たぶんゴーゲッターを始めたのは22とか。だからそういうイメージが付いてるとは思うけど、実はゴーゲッターには3年半ぐらいしかいなかったの。なんて話してたら、遅れてた大士がやっと来たよ。

原田大士(以下原田):すみません、遅くなりました。

藤原:あ、お疲れ様です。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW
N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ーよろしくお願いします。あらためて原田さんについてもご紹介をお願いできますか。

尾花:こいつとはさらに古いよ(笑)。俺が大昔、高校時代に働いてたバケーションっていうヴィンテージ屋に買い物に来てたから。

原田:小学6年生から通っていました(笑)。

ー今、ちょうど尾花さんと藤原さんの出会いの時期を話してたんです。

原田:全部知ってますよ。その辺は。

尾花:本当にヴィンテージ業界の公安みたいなやつなんで。弥七だから(笑)。

藤原:弥七(笑)。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ー(笑)。現在のニューマニュアルでの役割も伺えたらなと。原田さんはいわゆるプロダクトマネージャーをされているんですよね? ものづくり全般に携わる。

原田:そうですね。

尾花:生産畑の人ってモノっていうところに特化していて、ネットワークがすごくあっても不思議と顔を売ろうとはしない人が多い。昔からずっと「表に出た方がいいんじゃない?」って言ってるんだけど、それをしない。でも噂と情報はやたらと持ってる(笑)。

藤原:(笑)。

原田:やっぱり現場に行くので。いろんな人とモノが見れてるっていうのが大きいかもしれないですね。ニューマニュアルで言えば、生産は僕の役割の半分くらいです。裕のやりたいことを形にするためにこういう工場とこういうセッティングをする、とかっていうのも僕の役目なんですけど、このブランドではファウンダーの癒toRi18さんがそこを担ってくれているので、最初の骨組みだけは僕がつくる、っていう感じです。

尾花:生産管理をさらに森で見てる感じだよね。これぐらい経験が長いと工場とも大体繋がってるし、トレンドも把握してる。「あそこの工場がいい腕を持ってて、しかも今は空いてるから、このタイミングで入れよう」とかそういうのもプロダクションマネージャーとしてはすごく重要だから、情報を持ってるっていうのは真面目な話、重要なんです。だからPM(プロダクトマネージャー)って大変なんですよ。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ーなるほど。 原田さんと藤原さんはどこで出会ったんですか?

藤原:それは僕がベルベルジンに入ってからですね。元々、僕もベルベルジンに客として通っていて、原田さんも多分お客さんとして通い始めたのは同じぐらいの時期だったと思います。

尾花:しかし、相変わらずヴィンテージの十二単みたいなやつだなぁ(笑)。これ“M-422A”? あ、違うわ。“7823A”か。(と言って原田さんの着ていたG-1のタグを見る)

藤原:だから客同士としては会ってないと思うんですけど。

尾花:やっぱり。当たった。

原田:当てられちゃいましたね(笑)。今日着てこなきゃなと思ってました。

藤原:で、働き始めてからウチの社長から紹介してもらって。年齢聞いたらひとつ上だって言うから先輩って感じで可愛がってもらってます。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW
N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ーなるほど。あの、すみません。藤原さんが真面目に話してる横で型番当てするのやめませんか(笑)。フライトジャンケンみたいな(笑)。

尾花:ごめんね。フライトジャンケンってヤバいね(笑)。

原田:ちなみにこのG-1も裕に「イイの出ましたよ!」と言われて買ったやつです。

藤原:あ、そうでしたっけ?

原田:だから僕は裕とも20年来ですね。

尾花:というのが我々3人の関係です。で、思い出話はさておきですね。

―はい。本題のコラボのお話を。

尾花:そんなこんなでニューマニュアルに対しては最初からギャランティがあるというか。ヴィンテージらしさの中にファッションがあるみたいなところが共感できるなと思って。生産背景についても、それがきっかけで8年ぶりに岡山に行って。

―かなり時間が空いたんですね?

尾花:元々は自分も何度も行ってたけど、23年もブランドをやってると関係値がしっかりできていて、僕が直接行かずとも「こういう狙いがあるんだな」って答えてくれるようなプロダクションチームが支えてくれるので。だけどやっぱり加工に関しては常にアップデートされていくし、ワンオフというか、一番生っぽい部分があるから久しぶりに見てみたいなと。でも、この PM (原田)は俺が岡山に入るってことすら知ってたからね。「工場から聞きました」とか言って。

藤原:(笑)。

原田:それで勝手に日にち合わせて岡山出張入れましたからね。

尾花:もう弥七じゃなくてストーカーだよ(笑)。そんな感じで久々に加工場を見せてもらったんだけど、昔よりも人の割り振りみたいな部分の効率がもっと良くなっていて、かつ全部丁寧に回っていて。癒toRiさんがそういう工程をしっかり手作業でやってて、これはちょっと自分が考えてた昔の加工場とは違うなと。働いている職人さん達に対するホスピタリティも高いし、時代とすごくマッチしてる。なおかつ技術もオペレーションもすごくて、これは素晴らしいなと。

原田:癒toRiさんに入ってみなさん驚くのが、現場の人たちがみんな若いんですよ。平均年齢が25、26歳なんです。他の工場って40、50代が当たり前で、加工場でも平均で30代くらいが普通なんですけど。尾花さんが入った時にはみんながバッと見て、「尾花さんが来た…!」ってヒソヒソ言っていて。某ハイブランドのデニムを擦ってたんだけど、みんな手を止めちゃって。歳を取っちゃうとそれが無くなっちゃうので、そういうのも良いですよね。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW
N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ーいい話の途中で気になってしまったんですが、”擦る”っていうのはデニムのシェービングのことですか?

原田:あ、そうです。加工用語かもしれないですね(笑)。

尾花:旅の途中でも新しいプロダクト用語みたいなものをつくりたいよね、みたいな話は出たよね。それもニューマニュアルにマニュアルとしてつくってもらおうって(笑)。ただ、技術がどれだけすごくても、やっぱり造ってみないと分からないっていうことで。「じゃあ、つくってみてよ」と。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

―それでここにある尾花さんの私物をリファレンスとして渡されたと?

尾花:はい。僕は世界一流行に遅れてるデザイナーだって自負してるんですが(笑)、古着のバイヤーをやってたのにヴィンテージのトレンドとしての王道のデニムは買い付けこそしても私物で買うってことはほとんどして来なかったんです。ミントコンディションのデニムにアレルギーがあるっていうか(笑)。人が着た痕跡があって、同じものがないからデニムは一期一会だし、味があって面白いとずっと思っていて。それで、自分の中でもう一度デニムと向き合おうっていうキャンペーンがここ1年くらいで開催されて(笑)。

藤原:そのキャンペーンは見てました(笑)。

尾花:やってたでしょ?(笑)。それで、最初は557XXのサイズ50を探すっていう旅に出て、約半年で見つけたの。でもいい感じではあるけどあんまりオシャレではなくて。50でも大してデカくないんだよね。理想はビッグ&トールでサイズ56の557XXが出てきたら…みたいな。脱線しちゃったけど、それで「いやいや、違うな」と。サイズの呪縛に囚われてる場合じゃないと。それよりもアジのあるサードがやっぱ欲しいなと思って、何着か買った末にこの70505を買ったんです。いろんなダメージがあるやつなんだけど、結局これを一番よく着るようになって。

―それを今回のコラボの指標にされた、と。ボトムスの方も最近手に入れたものなんですか?

尾花:いや、これはずっと持ってたもので。N.ハリを始めて間もない頃、プリンスキリマンジャロっていうデニムのリメイクラインをやってたんですよ。今、スタビライザージーンズをやってる矢實(朋)くんと。彼に古いジーンズを叩いて、お直ししてもらったジーンズを23年前に売ってたんです。それのベースネタで、直しを入れずにそのまま持ってたジーパンがこれです。

DENIM JACKET DENIM PANTS

藤原:それ、517ですよね?

尾花:そうそう。あの頃はビタビタも好きだったけど、同時にビッグサイズでズルズルの517も好きで。ジーンズって面白いのがパターンをファッションとしてあんまり作ってないから、サイズがデカくなっていくとポケットは端に合わせて広がっていって、シルエットもストレートに近づいてくんだよね。これもストレートに近い不思議なブーツカットになってるんだけど、それが絶妙にカッコいいんですよ。ボロくて、デカい。こういうシルエットも含めてファッションで、今は それを腰履きするよりもハイウエスト気味で履いてる方が気持ちいいな、みたいな。それで、時代を超えて最近買いまくってた70505と色、コンディションともにバッチリ合ってくるからこの上下でずっと過ごしてたの。

ーじゃあ今回の元ネタは尾花さんの直近のデニムキャンペーン時のユニフォームだったわけですね。

尾花:そうです。「ニューマニュアルの持ってる技術でコレ、つくってもらってもいいですか?」って。

ー公私混同の極地ですね(笑)。

尾花:そうですね。

原田:(笑)。

藤原:尾花さんが私物で来てくれたのは一番嬉しかったですけどね。

DENIM JACKET DENIM PANTS

尾花:でも、大体こういうことをやる場合って、ファーストサンプルで半分くらいの完成度まで行けば及第点なんですよ。そこから直していって、サードぐらいまで持って行かないと大体ダメ。だけど、このファーストサンプルを見て分かると思うけど、もう97パーぐらいの完成度が何も指示なしで出てきてる。このクオリティはすごいなと。

原田:ただ、もっと詰めようと思ってるんですよ。尾花さんは「かなりイイ」って言ってくれましたけど、「もっと詰められるところ、あるよね」っていうのは実際に話に出てます。

ーこれ以上変えるとしたらどんな部分ですか?

原田:「それは尾花さんの顔色を見て判断したい」と現場が言ってました(笑)。

藤原:顔色(笑)。

原田:っていうのも、加工ってやっぱり感度が重要で。「こんなもんでいいだろう」と思われたらダメらしいんですよ。自分たちではよくできたと思うけど、もっとイケるんじゃないの? って期待値を感じられるような見え方になってるなら、もっとやらなきゃダメだなって。このファーストサンプルも質感の何が悪いとかっていういう話ではなくて、尾花さんが求めてることにちゃんと答えたいって。

尾花:恐ろしいね(笑)。沼すぎるよ。でもそれってヴィンテージの完コピではなくて、感性を共有したいって思ってくれてるってことだよね。オシャレじゃないとダメなんだろうな、っていうことをよく理解していただいてる証拠だと思う。自分も完全に古着のままだと嫌な部分もあったから。股下のこのダメージとか、別に誰も欲しくないし(笑)。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ー完コピのようで違いますよね。肩の落ち方とかも見比べると元ネタと違いますし。

尾花:あ、わかった? これ、パターン自体はデニムキャンペーン中に現行から古いものまで無数に買って袖を通した中のいくつかを合わせて生まれてるんで、何から抜いたパターンっていうわけでもなくて。そこはウチの得意なところだから。全部指示していっちゃうとニューマニュアルらしさがなくなっちゃうけど、N.ハリとのコラボでもあるっていうのがわかるようにボタン自体はN.ハリのものを使いつつ、カフスの一箇所だけニューマニュアルのものにしてます。タグもダブルで付けていて、キレイに見せたかったから加工後にニューマニュアルのタグを付けてます。デニムといえばカン止めだから、あえてタグは別の色の糸でカン止めにして。アイコン的にしました。

ーポケットが浅くなっちゃうわけですもんね?

尾花:そうだね。その辺は完全無視です(笑)。格好良ければよし、っていう考え。それをジーンズでも再現してみたり。

原田:あと、これヤバいですよね。(と言って、パンツのウエストベルトの紙パッチを見る)

尾花:これは俺は一切指示してないし、まったくどうでも良かったんだけど(笑)、破れて残った紙パッチすらも表現してるっていう。これはニューマニュアルの仕業ですね。

原田:僕も指示してないです(笑)。

藤原:癒toRiの意地かもしれないですね(笑)。

尾花:だいたい俺、紙パッチの素材を選んだ記憶がないんだけど?

原田:僕も気になって確認したんですよ。「え、これどうしたの?」って。そうしたら「(紙から)探しました」って。さらに温度をかけて硬さを出したりとか、色々やってるみたいです。

尾花:(笑)。

N.HOOLYWOOD × New Manual SPECIAL INTERVIEW

ー普通のコラボレーションって現場で加工されてる方々とかってあまりセッションをしているという意識ってそこまで強くない気がするんです。でも、今回は完全に現場参加型のコラボレーションですよね。

原田:そうですよね。尾花さんが現場に来てくれた事がやっぱり大きいと思います。今、デザイナーさんってほぼ現場に来ないんで。

藤原:僕は尾花さんを岡山に連れてったと勝手に思ってます。

尾花:連れてってもらいました(笑)。行ったらタダでは帰らないからね。

ー全貌が見えましたね。ちなみにニューマニュアルとしては、これがコラボレーションの第1弾ですよね?

原田:そうです。これは裕が最初から言ってたことなんですが、「最初にコラボをやるなら絶対に尾花さん、N.ハリとだ」って。実は今回の展示会の会期中にコラボのオファーもあったんですよ。だけど、尾花さんに「やろう」と言われるまではダメだ、って頑なに。

藤原:でも、それで尾花さんが「一緒にやれるかな?」と言ってくださったんで、「もちろん! 何でもやりますよ」ってふたつ返事で。

原田:それで「よし! やっと来た」って(笑)。

尾花:(笑)。ユニフォームとか軍物もそうだけど、ファッションじゃないものを買い手側がファッションに変換するから格好いいんであって、その辺の感覚を持っている人たちに向けているのがニューマニュアルで、一緒にやったらまた新たなケミストリーが起こるだろうなと思ってました。だから、全然違う自分らしいものを提案させてもらったっていう感じです。

原田:「尾花さんの、何が来ると思う?」ってふたりで話していて。でも裕の第一声は「っぽいな〜!」でしたね(笑)。「ウチだけじゃ絶対出さないよね」って。

藤原:ドキドキもありましたけど、僕もこのGジャンを着てみたら、結構似合ってたんですよ(笑)。いつもファーストを着てると思われてるところをこれでハズすのも良いかなって。

尾花:言ってもファーストサンプルだからね。この後、まだまだ、エグくなるよ(笑)。

DENIM JACKET

NH-NM-001

DENIM JACKET

COMING SOON MORE DETAIL
DENIM PANTS

NH-NM-002

DENIM PANTS

COMING SOON MORE DETAIL

ABOUT
New Manual

New Manualロゴ

岡山県倉敷市児島にあるデニム加工会社、「癒toRi18(ゆとり18)」の創業者のひとり、川上康之が発起人となり、ヴィンテージウェアに精通した藤原裕をディレクターに迎え、プロダクト生産のディレクションを原田大士、クリエイティブディレクション、アートディレクションを後 智仁が、コピーディレクションを下東史明が担うというチーム編成で2022年春よりブランドを展開。 今までに2回の展示会が行われ、藤原が選定した33アイテムのうちの11型を発表。古着のリプロダクションとも、コレクションブランドとも違う新しいアプローチを行っている。

HP: https://new-manual.com/

©MISTER HOLLYWOOD co., ltd. All Rights Reserved.

アイテム検索